刑法犯認知件数が285万件を超え、過去最大になった平成14年以降、刑法犯認知件数は年々減少を続け、令和2年中は、戦後最小の約61万4千件となりました。
一方、平成15年末では3,056団体、177,831人であった防犯ボランティアは、急速に増加し、令和2年末には46,002団体、2,477,546人となっています。また、青色回転灯装備車(青パト)についても、平成18年の13,141台から急増し、令和2年末現在約3.4倍の44,242台となりました。
これらの数字が示すとおり、犯罪の抑止に、防犯ボランティアの活躍が大きく影響しているのです。
しかし、子ども・女性に対する凶悪犯罪や高齢者に対する振り込め詐欺等が後を絶たないことから、体感治安が向上していない状況にあると考えられます。
「自分たちの街は、自分たちが守る」ことを合言葉に地域全体での防犯活動ができれば、安全安心な街づくりができるのです。
しかし、各地のボランティア団体では、活動資金の確保、構成員の高齢化と後継者の確保難などから近年においてはボランティアの減少傾向が続くなどの問題点があり、これらの解決が今後の課題となっています。
防犯ボランティアの結成・活動要領、ボランティアに関するQ&A等は、警察庁のホームページ「自主防犯ボランティア活動支援サイト」を参照して下さい。
広い地域を見回るには、車両によるパトロールも効果的です。警察から防犯パトロールの証明を受けた団体は、青色回転灯を装備した車両でパトロールを行うことができます。
※最寄りの警察署にご相談ください。
自治体や学校、警察などと連携して地域に合ったパトロールを行いましょう。
※全国防犯協会連合会では、(一財)保安通信協会から令和2年度特定寄附を受け、青パト用防犯アナウンスCD(約10分)を製作しました。
青パトアナウンスの音声はこちら「青パトアナウンスCD音声データ(wavデータ、約103MB)」 (注意:クリックすると音声が再生されます)
どなたでも無料でダウンロードが出来ます。青パト活動にご活用下さい。
私たちが平穏な生活を営むためには、良好な治安の確保が欠かせません。
安全な生活基盤を構築するために、官民が連携して取り組む「防犯CSR活動」の推進が期待されています。
※CSRとは、「Corporate Social Responsibility」の略で、「企業の社会的責任」と訳され環境保護、地域貢献等、純粋に財務的な活動以外の分野において、企業が持続的な発展を目的として行う自主的取組を言います。
全国防犯協会連合会では、事業者等に防犯CSR活動の重要性やメリットを分かりやすく説明するとともに、具体的な活動事例等の情報を提供するなど、防犯活動を行うきっかけとなる冊子を作成しました。

○防犯CSR活動促進冊子「防犯CSR活動を始めてみませんか?」
A4判、20ページ、オールカラー
本冊子のデータを公開しました。
下記の注意点を守っていただいたうえでご利用いただけます。
冊子データ使用上の注意点
・商用利用は不可となります。
・防犯CSR活動促進など行う際に、印刷等を行ってご利用いただけます。
・機関誌や新聞、WEB媒体への掲載については、当連合会まで申請が必要になります。
・内容の改変は行わずそのままご利用ください。
※ 記事の抜粋については、記事の内容・趣旨が変わるものでなければ構いません
・表紙の当連合会の名称及び助成表示の変更や削除は行わないでください。
※但し、印刷等で活用される団体名を表示する必要がある場合には、本冊子裏表紙の下部に活用される団体名を表示する事は構いません。
・当連合会で利用方法が不適切と判断した場合、利用のお断り・中止をさせていただきます。
・その他、何かございましたら全国防犯協会連合会までご連絡ください。
- 防犯ボランティア活動マニュアル リーダー編
- 新 青パト活動マニュアル

