最も多い手口!

 
オレオレ詐欺の犯人は、高齢者名簿等を元にして、息子や孫を装って電話をかけてきます。電話では、最初に「風邪を引いた」「風邪を引いて喉の調子が悪い」などと言って、息子や孫などの声とは違うことを不自然に思われないような装いをします。 また、「病院で携帯電話をなくした(盗まれた)」「携帯電話をトイレに落とした」「新しい携帯電話だから登録しておいて」などと言って、犯人グループの電話に連絡させようとします。

 

「風邪を引いた」「携帯の電話番号が変わった」は、詐欺!

家族で合い言葉を決めておくと最初の電話で本人かどうか確認ができます。 必ず息子さんやお孫さんの元の電話番号に電話してみること。

 
 
 
息子を装った犯人は「病院(コンビニ)のトイレで会社のお金や小切手が入ったカバンをなくした(盗まれた)」「会社のお金を使い込んだ。今、監査が入っている。ばれるとクビになる」「会社の金を株とかFXの投資の関係で使い込んでしまった」などと、仕事でのトラブルを口実に「今日中にお金がいる。何とかならないか」などと言って、お金が至急必要であることを持ちかけてきます。 だましの口実は様々で、他にも「女性(人妻、会社の女性等)を妊娠させた。弁護士と話をしている。お金が必要だ」などがあります。
 
 
 
 
 
 
上司を装った犯人からも電話があり、「自分も母親に 百万円用意してもらっている。何とかなりませんか」などと息子への援助を依頼してくる。
 

 
 

「会社のお金や小切手が入ったカバンをなくした」は、詐欺!  

必ず息子さん・お孫さんの家族に電話し、確認すること。

 
 
 
電話でだまされた被害者は、預貯金を引き出すために金融機関に向かいますが、犯行グループは「銀行で引出し理由を聞かれたら、リフォーム代とか、身内に不幸があったなどと言えばお金が下ろせる」「引出し理由を聞かれたら、うそを言うなり、上手くごまかして」などとあらかじめ引出し理由について指示してくる場合があります。犯人グループは「誰にも言わないで」などと、お金のことは家族にも秘密にしてほしいと懇願してくることもあります。それにだまされた被害者は、金融機関の窓口で職員から声を掛けられても聞く耳を持たず、中には怒り出すケースもあります。

 

「銀行では理由をきかれたらリフォーム代などと言ってお金を下ろして」は、詐欺!

金融機関では声掛けを行っています。冷静になって金融機関職員の話を聞くこと。

 
 
 
金融機関でお金を下ろすことができた被害者が、自宅にお金を取りに来るという息子(孫)を待っていると、電話が入り「自分は行けなくなったので、同僚を行かせる」などと言って、犯人グループの現金の受取り役(受け子)が自宅まで現金を取りに来たり、「同僚が近くまで行くので、 ○○駅(コンビニの前)まで持って来て」などと言って、自宅以外の場所に誘い出すこともあります。
 

 

「代わりの者が現金を受け取りに行く」は、詐欺!

どんな理由があっても知らない人にお金を渡さないこと。

詐欺被害にあわないよう、下記をチェック!