被害の多くが高齢者
市役所等の公的機関をかたり、電話で「医療費の払い戻しがあります。それをお知らせする書類はご覧いただけましたか。その手続きが今日までとなっています。すぐに手続きをしてください」「社会保険事務所の電話は ○○○○番ですので、直ぐに電話してください」などと言ってきます。 最初の電話では、医療費の払戻金について、お知らせの書類を送っていることを伝え、被害者が携帯電話を持っているかを確認するとともに、手続きの締切が今日中なので急いで社会保険事務所に連絡するよううその電話番号を伝えます。
 

「電話でお金が戻る話」は、詐欺!

相手から言われた電話番号に電話するのではなく、市役所等の電話を調べて確認してみること。まず、番号非通知の電話があれば詐欺を疑うこと。

 
 
 
お金がもらえると信じ込んでしまった被害者は、犯人から言われた社会保険事務所の電話番号に電話をかけると、その職員を名のる者が電話に出て、「払戻金は直ぐに振り込まれます。医療費を受け取る口座を教えてください。今日中の手続きとなりますので、近くの銀行だと手続きが間に合わなくなります。スーパーのATMは近くにありますか」「キャッシュカードと携帯電話を持って、ATMに着いたら携帯電話で電話をしてください」などと言ってきます。ケースによっては取引銀行を聞かれ、金融機関職員をかたる者が登場することもあります。
 

「キャッシュカードと携帯電話を持ってATMに行け」は、詐欺!

ATMを操作しても還付金は戻ってきません。ATMに還付金を受け取る機能はありません。

 
 
 
被害者がATMコーナーに着いたことを電話すると、「こちらで手続きをしますので説明どおりにATMのボタンを押してください」など言われて、ATMを順番に操作させられます。犯人は、「あなたの受付番号は49 ○○○○番です」などと言って、振り込みの動作だと気付かれないようにしながら、金額の数字を押させて、犯人が管理する口座に振込送金をさせられます。
 

「ATMに着いたら電話して」は、詐欺!

冷静になって考えましょう。ATMを操作しても還付金等を受け取る機能はありません。

 
 


万が一に備え、一日のATM利用限度額を低くしておくことも大切です。周りの人は、携帯電話やスマートフォンで電話しながらATMを操作している高齢者には一声かけてあげましょう。声掛けをしてだまされていることを知らせてあげてください。
 
 
 

 
 

詐欺被害にあわないよう、下記をチェック!