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宅配営業所、コンビニで被害を防ごう

宅配便で現金を送ることはできません。そのことを知っている犯人は、被害者に現金を段ボール箱に入れるなどさせ、送り状には「食品」「衣料品」「本」等と書いて送るように指示することもあります! このため、宅配営業所や宅配便を取り扱っているコンビニでは、荷物を発送しようとする方に「現金が入っていないか」などの声掛けを行っています。
 

コンビニでは「電子マネー」を購入されるお客様にも声掛けをしております。 「アダルトサイトの利用料金の未払いがある」などとうそを言い、その料金等を支払わせる口実で、様々な商品名で販売されているサーバ型電子マネー(プリペイドカード)をコンビニで購入させ、ID(カード番号)を教えるよう要求し、そのIDを写真に撮ってメールで送らせるなど、その利用権をだまし取る有料サイト利用料金名目の詐欺が多発しています。

 

地域で被害を防ごう

《地域にお住まいの方》
 高齢者の方が多くだまされて被害に遭っています。地域にお住まいの方は、高齢者が携帯電話で話をしながら、ATMを操作しているような場面を見かけたら、「もしかして詐欺!」を疑い、声を掛けてあげましょう。
《集合住宅にお住まいの方》
 集合住宅(マンション、アパート等)の空き室が特殊詐欺の被害金の送付場所となっています。犯人は、空き室に合鍵等を使って侵入するなどし、送られた宅配便等の荷物を受け取っています。不動産関連団体では、こうした空き室が悪用されないよう空き室の鍵の管理を徹底し、集合ポストなどに「配送厳禁」等のシールを貼って空き室が悪用されないようにしています。集合住宅で不審な者を発見した場合は、管理人や警察に連絡するようにしましょう。

 
 
 

金融機関で被害を防ごう 〜金融機関は顧客の大切な預貯金を守るのも使命〜

金融機関では、警察からの要請を受け、窓口でお金を引き出す際に声掛けをしています。どうしても高額の現金を持ち帰ることを希望される方には、口座振込や小切手を勧めています。また、最寄りの警察署に連絡をさせていただくこともあります。金融機関の窓口で職員からのお尋ねがあった場合は、冷静に耳を傾けて話を聞きましょう。犯人は、金融機関の窓口で現金を引き出させるため、以下のようなだまし方をしてきます。
 

例1 オレオレ詐欺の犯人 「お母さん、今日の夕方までにどうしてもお金がいる。金融機関でお金を引き出す時、色々聞かれるかもしれないけど、本当のことは言わないで」
 
例2 架空請求詐欺の犯人 「あなたが名義を貸したことは犯罪、逮捕されてしまう。金融機関で色々聞かれて警察を呼ばれると大変なことになる」
 
例3 警察官を装った詐欺の犯人 「詐欺の犯人を逮捕したら○○銀行にも共犯者がいることが分かった」 「すぐに○○銀行の預金を全額引き出す必要がある」

 
こうして被害者をだました上で、「金融機関で使いみちを聞かれたらこう答えて」「金融機関で使いみちを聞かれたら上手く説明するように」などと被害者に金融機関の窓口でうその説明をするよう仕向けることがあります。
 
 
警察の「だまされた振り作戦」にご協力を
警察では、被害者の協力を得て犯人を検挙しています。 電話が「詐欺の電話」であることが分かった場合、だまされた振りをして警察に通報しましょう。 電話で犯人が話した言葉は忘れないようできるだけメモをしておいてください。
 
犯人の電話番号を撃退
犯人からの電話を切った後、すぐにその電話から「136」番に電話をすると、直前にかかってきた電話番号が分かる場合があります。 警察では、犯人が使っている電話番号を電話会社に頼んで使えなくする対策も行っていますので、連絡しましょう。

 
 
 
 

犯人はだましのプロ、話が上手です。 一度、電話に出てしまえば、誰でもだまされるおそれがあります。 電話でだまされないためには電話の機能で防ぐのがいちばんです!
 

電話でだまされないための機器を活用しよう! 詐欺の電話を機器でブロック

犯人は自分の声が録音されるのを嫌がります。詐欺の電話を防ぐための電話機や自動通話録音・警告機等が市販されており、こうした機器を活用することが有効です。また、迷惑電話をブロックする電話機等も市販されています。最近では、警察や自治体で自動通話録音・警告機等を無償で貸し出しているところもあります。
 

自宅にいても留守番電話!すぐに電話に出ない

自宅にいても、常時、留守番電話に設定しておくことで、犯人からの電話に出なくてすみます。また、録音した会話を聞くことができるので、詐欺の電話には冷静に対処することもできます。
 

ナンバーディスプレイ機能を活用しよう!相手を確認してから電話に

ナンバーディスプレイ機能が付いた電話機を活用すれば、相手の電話番号を確認してから電話に出ることができます。知らない番号の電話には出ないようにしましょう。

 

 
 
 
 
 
 

〜その電話、本当にあなたの家族ですか?〜

 

 

第1条 家族との会話を増やす。離れて暮らす家族にマメに連絡をとろう!
第2条 普段から家族と振り込め詐欺等の話をしておこう!「電話でお金の相談は絶対にしない」などと話し合っておくことも大切です。
第3条 家族と電話での「合い言葉」を決めておこう!電話の声が息子や孫の声とちょっと違うと感じたら、家族の名前やペットの名前、家族の趣味などを聞いて確かめよう。
第4条 もしもに備え、家族や仕事場の電話番号を控えておこう!少しでも怪しい、おかしいと思ったら、迷わず「元の電話番号」に電話をかけて確かめよう。「電話番号が変わった」と言われても、「元の電話番号」に電話しよう(決して1人では判断しないで)。
第5条 1人で悩まず、家族、警察相談窓口(#9110)または最寄りの警察署に相談しよう!

 

 

 

詐欺被害にあわないよう、下記をチェック!